マッチングアプリの科学

「いいね」が増えるプロフィール写真が判明した件について【マッチングアプリ写真問題】

マッチングアプリを登録すると、まず写真の登録が求められます。

イケメンの方や、自分のことをイケメンだと思っているナルシストの方であれば写真の登録くらいは大した問題では御座いませんが、我々ブサメンズからすると写真の登録はあまりにもハードルが高いと言わざるを得ません。

そもそもスマホの画像フォルダに自分の写真が入っていない。

数少ない自撮り写真を見てみても、我ながらブサイク……

我々ブサメンズはこの現実に打ちのめされてマッチングアプリの登録を諦めてしまうのです。

しかし、少しだけ私のお話におつきあいくださいませ。

今回はそんな皆様のために「マッチングアプリで女性からモテるための写真術」をご紹介させて頂きます。

「いやいや……所詮は※ただイケだろ?」

と思ったそこの貴方様。

決してそんなことは御座いません。

無論、イケメンであることに越したことは御座いませんが、それでもこのテクニックを使えばイケメンと十分に戦えるくらいにはなるのです。

それではこのテクニックがどのようなものか、早速ご紹介させて頂きましょう。

アプリがオススメする写真って本当に意味があるの?

マッチングアプリに登録したことがある方ならご存知かと思いますが、マッチングアプリに登録をしようとすると「プロフィール写真」を選ぶように指示されます。

そしてその画面ではだいたいこんなことが書かれています。

顔がはっきりと見える写真を選びましょう!

顔が分からない写真だとマッチング率が下がっちゃうぞ!

大抵の場合「こんな写真がオススメ」「こんな写真はダメ!」的な実例が紹介されているのですが、実際に大手マッチングアプリがどのような写真をオススメしていて、どのような写真がダメと言っているかをご紹介させて頂きましょう。

オススメされている写真

顔がはっきりと写っている写真

オススメされていない写真

逆光で顔が分からない写真

顔が見切れている写真

後ろ向き

スタンプで顔を隠している

そもそも人が写っていない(動物など)

 

マッチングアプリはこのようにプロフィール写真をオススメしているのですが、ここに1人性格の悪い男がおりました。

「ほんまかいな?」

その男の名は上野。

つまり私なのですが、人を疑うことが大好きな私はこの話が本当なのかどうなのかを調査してみました。

まずは私は女性のアカウントの場合。

写真と「いいね数」の関連性を調べると非常に分かりやすい結果が得られました。

オススメの写真 オススメではない写真
125.48 65.12

※調査方法に関して
Pairsで3日以内にログインのあるユーザーのみを各50人(計100人)をランダムに抽出して計測。ただし「そもそも人間が写っていない(犬の写真など)」「写真がまだ登録されていない場合」などはカウントから除外。

オススメの写真(顔がはっきりと写っている写真)の女性の平均いいね数は125であったのに対し、オススメではない写真(顔が写っていない写真)の女性の平均いいね数は65。

なんと約2倍もの差が生まれたのです。

このことからも”女性の場合”はマッチングアプリの指示通り、顔がはっきりと写った写真を選んだ方が良いのでしょう。

 

それでは男性の場合はどうでしょうか?

早速結果を見てみましょう。調査方法は女性の時と同じです。

オススメの写真 オススメではない写真
22.34 23.24

なんと結果はほぼ同じ。

それどころか僅かとはいえ「顔が写っていない写真」の方が良い数字を叩き出したのです。

もちろん差は僅かですので「顔が写っていない方がいい!」とまでは言いませんが、「顔が写ってない写真だとマッチングアプリでいいねがもらえないぞ!」という説はかなり怪しいものだとおわかり頂けることでしょう。

つまり男性に限った話で言えば、マッチングアプリの写真で顔が写っている必要はあまりないのです。

写ってなくてもいいけれど……

プロフィール写真に顔は不要。

あまりにも衝撃的な結果に驚いた方も多いのではないでしょうか?

しかし「顔が写ってなくてもいい」と言っても、どんな写真でも良いという訳では御座いません。

実は顔が写っていない写真の中でも「いいねが多い写真」「いいねが少ない写真」が存在するのです。

例えば犬やご飯の写真のような「そもそも人間が写っていない写真」はNG。いいね数は全く伸びておりません。

またスタンプなどで加工をして顔を隠している写真もいいねは全く伸びていませんでした。

それでは「顔が写っていないのにいいねが伸びる写真」とはどのようなものかというと

カメラを構えていて顔が見えない 構図的に顔が見えない
主役が別にいて顔が見えない かっこいい後ろ姿
逆光 帽子のツバで顔が見えない
遠くてよく分からない いい感じに見切れてる

※一部被写体が女性ですが、男性だとお考えくださいませ(都合の良い写真が見つかりませんでした……)

こういった写真たちです。

どの写真も顔が写っていませんので、その人物の顔を判断することは出来ません。

しかし、実際にこういった写真をプロフィールにしている男性の「いいね数」は非常に高かったのです。

そしてこういう写真を一言で言うと

「インスタ映えしそう」

といったところでしょう。

つまりマッチングアプリの写真で重要なのは「顔が良いかどうか」ではなく「写真そのものが綺麗かどうか」ということなのです。

そして残念なことに我々ブサメンズは、自分の顔が写ってしまうとインスタ映えとはかけはなれた写真しかなりません。

ですので、ブサメンズは顔を写さずに「インスタ映えしそうな写真」を撮ればいいのです。

写真は顔より雰囲気!

女性は写真そのものがおしゃれかどうかで判断する傾向が高い。そのため顔が写っていなくても、インスタ映えしそうな写真をプロフィール画像にしておけばいい。

何でこんなことになるの?

女性の場合、プロフィール写真に顔が写っていないと「いいね数」は大きく減少します。

このことからも男性は、女性のプロフィールを見る際に「顔」を重視していると言えるでしょう。

写真が撮られたシチュエーションや背景にはあまり関心を持たず、ただ女性の顔だけを見て「いいね」を押している。少々極端な物言いになりますが、男性の行動基準はそのくらいシンプルなのだと考えられます。

 

一方で男性の場合、プロフィール写真に顔が写っていなくても「いいね数」にあまり影響がないのは何故でしょうか?

おそらくこれは女性が「全体」や「背景」に注目する傾向があるからでしょう。

つまり男性と女性では写真を見る時に注目する箇所が異なるのです。

例えばこちらの写真をご覧ください。

男性が写真を見る場合、ほぼ顔にのみ注目して写真を見ます。

ですので女性の顔が写っていない写真は「関心を向けるポイントがない写真」になってしまい「いいね数」が激減してしまうのでしょう。

一方で女性の場合、写真を見る時には写っている人だけではなく、その写真の背景やシチュエーションにも意識を向けます。

例えばこの写真であれば「どこの喫茶店だろう?」とか「なにをしているんだろう?」というような箇所にも注意が向くということ。

もちろん顔にも関心は持つでしょうが、顔以外にも関心を持つ点が色々とあるため、顔がなくても、それ以外の部分で良い評価が得られれば「いいね」をすることがあるのでしょう。

でも実際に会ったら、がっかりされない?

もしも皆様が自分の顔に絶大なる自信があるのであれば、自分の顔を積極的にアピールしたプロフィール写真を掲載すると良いでしょう。

しかし、多くの男性はそうではありません。自分の顔に自信など欠けらもないのです。

そんな男性は自分の顔をアップするのではなく、先ほどのような「インスタ映えしそうな写真」で勝負をすると良いでしょう。

本人がブサメンでも。

本人が少しもおしゃれでなくても。

おしゃれっぽい写真をあげておけば、マッチングアプリで十分に戦い抜くことは出来るのです。

とはいえ、皆様はこのような不安を感じているのではないでしょうか?

「それで成功したとして、会った時に絶望されない?」と。

確かにその不安は最もでしょう。

もちろん皆様の不安の通り、実際に会ってみたらあまりのギャップに絶望される可能性がないとは言いません。

しかし、その可能性があるとは言え、それでもなお私はこの方法をオススメさせて頂きます。

理由1 そもそもいいねされないと話にならない

東京大学の試験は大きく2つの試験で行われます。

1つ目の試験はセンター試験。

そして2つ目の試験が二次試験と呼ばれる試験でございます。

ご存知の方も多いとは思いますが東京大学の場合、まずセンター試験で足切りが行われ、一定の点数を取らない受験生は二次試験を受けることすら出来ません。予選と考えると分かりやすいでしょう。

ちなみに東大の場合センター試験で700点(900点満点)、そして二次試験で250点(440点満点)くらいを取ると合格になります。

さて、それではここに1人の東大を目指す受験生がいたとしましょう。

センター試験と二次試験では試験の傾向が異なるのでそれぞれに対策が必要になるのですが、この受験生が二次試験の対策ばかりしていてセンターの対策を全くしていなかったらどう思うでしょうか?

もちろんセンターを通過しても、二次試験で落ちたら不合格になるのは間違いありません。

しかしそもそもセンターを通過しなければ二次試験を受けることすら出来ないのですから、話にならないのです。

これと同じことがマッチングアプリの写真でも言えるでしょう。

確かに実際に会った時にがっかりされてしまったら、付き合うことは出来ません。

しかしそもそも「いいね」が貰えなければ、会うという段階に進むことすら出来ないのです。

ですのでまず最初に対策すべきは「いいね」のフェイズ。

その後のことは「いいね」がコンスタントに貰えるようになってから考えればいいのです。

理由2 好感度があれば顔はよく見える

例えば皆様の顔が50点だったとしましょう。

もしも皆様がマッチングアプリのプロフィール写真に自分の顔を載せてしまった場合、女性は皆様の写真を”何の思い入れもない状況”で見ることになります。

皆様のことを好きとも思っていなければ、嫌いとも思っていない。

ですので50点の顔をそのまま50点の顔として判断してしまうのです。

しかし、皆様がおしゃれな写真をアップして、メッセージを重ね、実際に会うことになったらどうでしょうか?

メッセージのやり取りをした後に会うことになるということは、メッセージのやり取りで女性は少なからず皆様に好意を抱いたということに他なりません。

すると実際に会った時に「それなりに好きな男性」というフィルターを通して顔を見て貰えるのです。

このフィルターの効果は人によって様々ですが、実際の「50点」よりは高く評価して貰えるのは間違いありません。

もちろんそのフィルターを通した上で、それでもなおダメということもあるでしょうが、好感度0の時点で顔を見られるよりは遥かに良い評価を得られるのです。

 

以上の2つの理由が「でも実際に会ったらがっかりされない?論」に対しての反論となります。

もちろん最初から顔が写ったプロフィール写真をアップして「いいね」が貰えるのであればそれに越したことは御座いませんが、我々はそれが出来ないから悩んでいるのです。

マッチングアプリでなかなか「いいね」が貰えないとお悩みの方は、ぜひ1度騙されたと思って「顔が写っていないおしゃれな写真」をプロフィールにしてみてくださいませ。

マッチングアプリごとに差はあるの?

さて、今回ご紹介させて頂いたプロフィール写真による「いいね数」の違いで御座いますが、Pairsとwithのどちらのマッチングアプリでもこの傾向は見られました。

ですので「顔が写っていないおしゃれな写真」でマッチングアプリに挑戦したい方はどちらのアプリを選んでも良いでしょう。

ただしユーザー数はPairsの方が圧倒的に多いので、特に地方にお住いの方にはPairsをオススメさせていただきます。

こちらのデータをご覧ください。

全国 東京 静岡
Pairs 4000 1000 90
with 71 16 2

これは8月某日の午前4時のログイン数のデータで御座います。

私の調査によると午前4時が最もログイン数が少なくなる時間帯なのですが、この時間になってしまうとwithの地方のログイン数は1桁台まで落ち込んでしまうのです。

もちろんログイン数がピークになる23時頃であれば、withでもそこそこの人数にはなるのですが、地方だとどうしても絶対数が少なすぎて出会える可能性が低いと言わざるを得ません。

ですので地方にお住いの方の場合、絶対数を確保するためにもPairsを利用した方が良いでしょう。

もちろんwithは人数が少ない分「競争が激しくない」というメリットが御座いますので、東京や大阪のような都市部にお住いの方にはwithをオススメさせて頂きます。

都心にお住まいの方にオススメ!

with

地方にお住いの方にオススメ!

Pairs

ABOUT ME
上野
漫画「ラブホの上野さん」の原作 普段は都内のラブホテルのスタッフをしております。